2021MotoGPの日程変更。フィンランドGP中止、オーストリアのスティリアGP追加
2021年5月14日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は2021年ロードレース世界選手権MotoGPの日程を変更した。フィンランドGPが中止され、スティリアGPが追加される。
新型コロナウイルスのパンデミックによる渡航の複雑化が原因で、7月9~11日にキュミリングで開催される予定だったフィンランドGPが中止。
フィンランドGPの代替として、レッドブル・リンクでスティリアGPを8月6~8日に開催すると発表した。
それと同時にドルナスポーツは、キュミリング5年間の契約を延長して、少なくとも2026年までフィンランドGPを開催すると決定を下した。
これまで、アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドのアルゼンチンGPとサーキット・オブ・ジ・アメリカズのアメリカズGPはシーズン終盤まで延期されており、インドネシアGP(マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキット)がリザーブトラックとなっている。
Moto3:D.オンジュ「2速に入り滑った」佐々木歩夢「リスクを冒さないことを選択。5位は良い結果」/2021MotoGP第4戦スペインGP決勝
2021年5月2日、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われた2021年MotoGP第4戦スペインGP Moto3クラスの決勝を終え、Red Bull KTM Tech 3のふたりがコメントした。佐々木歩夢は5位、デニス・オンジュは最終ラップの最終コーナーで転倒した後、20位でフィニッシュした。
■佐々木歩夢
「今日はまた良いレースでした。改善できています。僕たちは間違いなく速いです。多くの人がこのレースで多くのリスクを冒しました。特にそれがスペインGPであり、すべてのスペイン人が限界に挑戦しているためかもしれません」
「勝つために戦うには十分だと感じましたが、アグレッシブではありませんでした。チャンピオンシップについても少し考えていましたが、少し落ち着きすぎたのかもしれません」
「僕は誰にも接触しませんでした。僕は自分のことをしてレースを終えました。前のライダーも同じようなペースでしたが、僕より少しアグレッシブでした。ここで改善しなければならず、時にはリスクを冒さなければなりませんが、今日はリスクを冒さないことを選択しました」
「少しでも自分に余裕があると感じたときは、確実に勝利を目指して戦います。5位でフィニッシュすることは僕たちにとって良い結果です。チャンピオンシップでは再び7位になりましたが、それほど悪くはありません。チームのホームGPであるフランスを楽しみにしています」
「決勝では10番手からトップに立つことができた。とても安定していたので、多くのライダーが僕を抜こうとしましたが長くは持たなかった。レース中はほぼトップを走っていたが、残念なことに、第6コーナーではブレーキングが遅すぎて内側に入りすぎてしまい、2~3人のライダーに抜かれてしまい、最終コーナーで3位になってしまった」
「進入時にいつものようにブレーキをかけたが、マシンを1速に入れることができず、2速でスリップした。マシンを止めようとしたが、マシアにぶつかってしまい、彼もクラッシュしてした。彼には本当に申し訳ないと思っている。このような素晴らしい週末を過ごし、一生懸命に頑張ってきたのに、最終コーナーで転倒してしまい、肉体的にではなく、とても辛い思いをした。次戦のル・マンでは、今週末のように好調を維持していきたい」
バイクレースで大フライングの珍事/レッドブルルーキーズカップ スペイン レース1
2021年5月1日、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われている2021年MotoGP第4戦スペインGPの併催として行われるレッドブルルーキーズカップで珍事が起きた。
バルトロメ・ペリンがスタートの約8秒前にジャンプスタート(フライング)してひとり抜け出したのだ。
そのスタートで技術的な問題が生じてレースは赤旗中断。レースは最下位されたもののペリンは21位でゴールした。
El Jump Start más bestia que seguramente veáis en vuestras vidas, hoy en la Red Bull Rookies Cup.
— Aldo (@aldoF1_) May 1, 2021
En defensa del chaval, el encargado del semáforo debía estar durmiendo pic.twitter.com/qyk11CoBZM
レプソル・ホンダ、ヘレスで1000回目のスタート/2021MotoGP第4戦スペインGP
2021年5月2日、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われる2021年MotoGP第4戦スペインGPで、レプソル・ホンダ・チームのライダー参戦が1000回目を迎える。
レプソル・ホンダ・チームは1995年から参戦をスタートし27年目を迎える。これまで15回のライダーズチャンピオン、10回のチームチャンピオン、187回のポールポジション、180勝を獲得している。
21人のライダーがNSR500、RC211V、RC212V、RC213Vで達成した記録だ。
今回のマルク・マルケス、ポル・エスパルガロの参戦で1000回目のスタートとなる。
主な参戦は以下となる。
ミック・ドゥーハン(59スタート)
アレックス・クリビーレ(99スタート)
ニッキー・ヘイデン(100スタート)
ダニ・ペドロサ(217スタート)
マルク・マルケス(ヘレスで130スタート)
Moto3:ポールの鈴木竜生「最終ラップが走れなかったからポールはラッキー」/2021MotoGP第4戦スペインGP予選
2021年5月1日、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われた2021年MotoGP第4戦スペインGP Moto3クラスの予選でポールポジションを獲得したSIC58 Squadra Corseの鈴木竜生がコメントした。
鈴木は今季初、昨年同地で行われた第3戦アンダルシアGP以来、通算5度目となるポールポジションだ。
「冬の間は、カタールでのウインターテストの1週間前に新型コロナウイルスに感染し、3日間のテストに参加できませんでした。そのため、シーズンの初めからあまり競争力がありませんでした」
「レース終盤はユーズドタイヤで苦戦しているので、今週末は僕もチームもユーズドタイヤでの作業を多く行いました。通常、FP1とFP2では2~3本のニュータイヤを使用しますが、今回は2本しか使用しませんでした」
「初日は最速ではありませんでしたが、ニュータイヤでは競争力があることがわかっていたので、午後のQ2では最初のフライングラップに集中しました。Moto3では特に終盤に大きな混乱が生じることがあるので、できるだけ早く良いラップを取ることにしました」
「残念ながら、最終ラップでは旗が振られてしまい、タイムを上げることができませんでしたが、少しラッキーだったと思います。そして、今年もここでポールポジションを獲得できたことをうれしく思います」