マルク・マルケス、FP3で復帰後初クラッシュ。怪我はなし/MotoGP第4戦スペインGP
2021年5月1日、2021年MotoGP第4戦スペインGP MotoGPクラスのフリー走行3回目がヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスが復帰後初クラッシュを喫した。
マルケスはFP3の残り2分を切った際にアタックを行っていたが、7コーナーでスリップダウンを喫して大きなクラッシュとなった。
マシンは大破し、マルケス自身もエアバリアに衝突。立ち上がり大きな怪我はないようでピットに戻ったが、メディカルセンターに向かった。その後、軽い捻挫があることがわかり、病院でも検査したが問題はないようだ。
FP3では1分37秒354で12番手、同タイムが3度のセッションでベストとなり総合でも12番手となるため、予選はQ1からスタートする。
BIG crash for @marcmarquez93! 😱
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) May 1, 2021
Thankfully the eight-times champion is back on his feet! 💢#SpanishGP 🇪🇸 pic.twitter.com/e2x5NiyWJL
Understandable concern at @HRC_MotoGP! 😲
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) May 1, 2021
Fortunately, @marcmarquez93 is ok and back in the pit box! 👌#SpanishGP 🇪🇸 pic.twitter.com/6z95IBedAG
MotoGP:グレシーニ・レーシング、ファウストの妻が新オーナーに。息子2人も関与
2021年4月29日、グレシーニ・レーシングはファウスト・グレシーニの妻ナディア・パドヴァーニが新しいオーナーに就任したと発表した。
アプリリアと提携してアプリリア・レーシング・チーム・グレシーニとしてMotoGPクラスに参戦するほか、Moto2、Moto3、MotoEにもチームを持ち活動していたグレシーニ・レーシング。
2月23日には125ccクラスで2度の王者に輝き、チームマネージャーを務めたファウスト・グレシーニが新型コロナウイルスにより60歳で亡くなった。
シーズンを前にしてチームマネージャーを亡くしたが、ファウストの妻ナディア・パドヴァーニがオーナーを継続することになった。また、息子のロレンソとルカも関与し、家族でチームを支えるという。
アプリリア、ファクトリー体制で2022年からMotoGP参戦。グレシーニとは契約満了
2021年4月29日、アプリリア・レーシングは2022年から2026年までMotoGPクラスに継続参戦することを発表した。しかし、グレシーニ・レーシングとは契約満了となるためファクトリー体制で参戦することになる。
2015年からMotoGPに参戦を開始したアプリリアはグレシーニ・レーシングと提携して『アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ』としてエントリー。マシンはファクトリーマシンを開発してアプリリアRS-GPを使用している。
しかし、グレシーニ・レーシングは来季から別メーカーのマシンを使用すると発表。そのため、アプリリアは2022年からファクトリー体制でMotoGPに参戦する。
ライダーは、昨年の6月に2021~2022年までアプリリア・レーシングと2年間契約を締結したアレイシ・エスパルガロとなるだろう。
VR46が2022年からMotoGPに参戦か。ロッシ「アプリリア、ドゥカティ、スズキ、ヤマハと交渉中」
2021年4月28日、タナール・エンターテイメント・スポーツ&メディアは、バレンティーノ・ロッシが率いるVR46と提携して2022年から2026年までMotoGPクラスに参戦すると発表した。
VR46は下位クラスでチームを持つとともに、今季からMotoGPクラスでスカイ・VR46・アビンティアとしてロッシの弟のルカ・マリーニをサポートしている。
来季からは、アラムコ・レーシング・チームVR46としてMotoGPにチームを持つというが、ライダーだけでなく、参戦メーカーも決定しておらず実態がわからない状況だ。
29日にロッシはメディアのインタビューでアプリリア、ドゥカティ、スズキ、ヤマハの4メーカーとマシン供給について交渉を行っていることを明かした。
また、30日にドゥカティ・コルセのパオロ・チャバッティはグレシーニ・レーシングとVR46の2チームとインディペンデントチームについて協議していると語った。
来季以降も6メーカーが継続参戦するが、サテライトチームは動きがありそうだ。
Options on the horizon for Ducati! 👀
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) April 30, 2021
Speaking to @SkySportMotoGP, Paolo Ciabatti revealed that they're speaking to multiple teams for a 2022 partnership! 🤝#SpanishGP 🇪🇸 pic.twitter.com/jSN4UzfOkU
右肩負傷の中上貴晶「体の調子は100%ではない。でも大丈夫だと思う」/MotoGP第4戦スペインGP
LCRホンダ・イデミツの中上貴晶は、2021年MotoGP第4戦スペインGPの意気込みを語った。
開幕戦カタールの2連戦では転倒と17位と低迷したが、第3戦ポルトガルGPでは10位でフィニッシュし、ポイントを獲得した。しかし、この大会ではフリー走行で転倒を喫し、右肩を負傷している。
その影響で予選を欠場し、最後尾21番手から決勝に挑んでいたが、決勝では見事な走りを見せた。
第4戦スペインGPに向けて、中上は「体の調子は日に日によくなっていますが、まだ100%の状態ではないので、今週末は、自分の体調をチェックしながら大会に挑みたいと思います。大丈夫だと思います」という。
「そして、ヘレスは大好きなサーキットのひとつなので、とても楽しみです。このサーキットでは、過去のMotoGPとMoto2ですばらしい思い出があります。今回も最高のパフォーマンスをして、チームと一生懸命取り組み、目標を達成したいです」