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MotoE、2021シーズンが今週末開幕。大久保光も出場。デロルトとも契約更新

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大久保光(Avant Ajo MotoE)©Ajo Motorsport

 開始から3年目を迎える2021年シーズンのMotoE開幕戦が5月2日にスペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで開催する。また、4月27日にはオフィシャルデータアクイジションに関してデロルトと契約を延長した。

 

 MotoEは2019年から開催がスタートした電動バイクによる選手権で、MotoGPの併催でヨーロッパを中心にレースが行われている。

 

 マシンはイタリアのエネルジカ製のエネルジカ・エゴ・コルセ、タイヤサプライヤーミシュラン、オフィシャルスマートチャージングパートナーはエネル、オフィシャルデーターアクイジションはデロルトが担当しており、ワンメイクが採用されている。

 

 そして、ドルナスポーツは27日にデロルトとオフィシャルデータアクイジションに関してパートナーシップを継続することを発表した。デロルトは2019年から2021年まで、3年間の契約を締結していたが、少なくても2022年まで契約を延長することで合意した。

 

 今週末にはヘレスで第1戦が行われる。その後、第2戦フランス(ル・マン)、第3戦カタルーニャ、第4戦オランダ、第5戦オーストリア、第6戦はサンマリノで2レース行われる予定だ。

 

 18人のライダーがフル参戦し、日本人ライダーはAvant Ajo MotoEから大久保光が参戦する。

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大久保光(Avant Ajo MotoE)©Ajo Motorsport

ステファン・ブラドル、MotoGP第4戦スペインGPにワイルドカード参戦

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ステファン・ブラドル©Honda

 2021年4月22日、MotoGPに参戦しているレプソル・ホンダ・チームは、SNSでステファン・ブラドルが第4戦スペインGPにワイルドカード参戦することを明かした。

 

 4月30日~5月2日の第4戦スペインGPに参戦することになったブラドルは、トリコロールのHRCカラーをまとったホンダRC213Vを駆る。

 

 今回は代役参戦ではなくワイルドカード参戦。また、エントリーするチーム名はTeam HRCとなるだろう。

マルティン骨折の手術成功、第6戦イタリアGPでの復帰目指す。転倒レポートも公開

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ホルヘ・マルティン©Pramac Racing

 2021年4月22日、MotoGPに参戦しているプラマック・レーシングは、第3戦ポルトガルGPで転倒して骨折したホルヘ・マルティンの手術が成功したと発表。また、Alpinestarsは転倒レポートを公開した。

 

 第3戦ポルトガルGPのフリー走行3回目(FP3)で大クラッシュを喫したマルティンは、右手の親指、右足首、左脛骨高原を骨折したため、スペイン・バルセロナで手術を受けた。

 

 チームはマルティンの手術が成功したことと5月28~30日にムジェロ・サーキットで開催される第6戦イタリアGPでの復帰を目指すことを新たに発表した。

 

 現時点ではMotoGP第4戦スペインGPにティト・ラバットが代役で参戦することが決まっている。

 

 また、Alpinestarsは7コーナーでのクラッシュは約5.2秒続き、少なくとも25Gもの力に達する4つの衝撃があり、そのうちふたつの衝撃は26Gであったこと。エアバッグは完全に展開されていたことを報告した。

 

 

骨折したホルヘ・マルティンは手術。ティト・ラバットがMotoGP第4戦スペインGPに代役で復帰

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ティト・ラバット©Pramac Racing



 2021年4月21日、MotoGPに参戦しているプラマック・レーシングは、MotoGP第4戦スペインGPにホルヘ・マルティンの代役としてティト・ラバットを起用すると発表した。

 

 第3戦ポルトガルGPのフリー走行3回目(FP3)で大クラッシュを喫したマルティンは、右手の親指、右足首、左脛骨高原を骨折したため、本日スペイン・バルセロナで手術を受ける。

 

 マルティンは4月30日~5月2日の第4戦スペインGPも欠場するため、ラバットが代役として2020年最終戦以来の復帰を果たすことになった。

 

 ドゥカティのテストライダーであるミケーレ・ピロは4月29~30日にイタリアのムジェロで2日間のテストに参加するため出場できないという。

F1とMotoGPがレース前に共同でファウスト・グレシーニ氏を追悼/MotoGP第3戦ポルトガルGP

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イモラ・サーキット©Dorna Sports

 2021年4月18日、F1とMotoGPは共同で、新型コロナウイルスに感染して他界したイモラ出身のファウスト・グレシーニを偲び黙祷を捧げた。

 

 F1第2戦エミリアロマーニャGPの開催地イモラ・サーキットではグレシーニの家族とともにパルクフェルメで、MotoGP第3戦ポルトガルGPの開催地アルガルベ・インターナショナル・サーキットではグレシーニ・レーシングのピットボックス前で黙祷が行われた。

 

 F1とMotoGPが同時にイベントをしたのは歴史上初めてのことだった。

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アルガルベ・インターナショナル・サーキット©Dorna Sports

 

復帰したマルク・マルケスをホンダの桒田哲宏氏が振り返る/MotoGP第3戦ポルトガルGP

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©Honda Racing Corporation


 2021年4月16~18日、ポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催されたMotoGP第3戦ポルトガルGPで復帰を果たしたマルク・マルケスについてホンダ・レーシング・コーポレーション(HRC)の桒田哲宏運営室長が振り返った。

 

Q:第3戦ポルトガルGPの戦略は?
マルク・マルケスの戦略は、いいスタートを切る努力をして、レース終盤へ向けて力をキープすることでした。長くレースから離れていたので、彼にとってはとても長いレースになることはわかっていました」

 

「彼はすばらしい仕事をしました。最大限の努力で25周のレースを走りきりました。私たちは彼を誇りに思います」

 

Q:第3戦ポルトガルGPのポジティブポイント・ネガティブポイントは?
「マルクが再びマシンに乗りました。これはここ数カ月の彼と私たちの一番の目標で、今週の一番のポジティブなことでした。ここ数年でも一番の出来事かもしれません」

 

「彼は6番手からスタートして、トップとわずか13秒差の7位でフィニッシュし、すばらしい仕事をしました。彼にとってどれだけ大変なことだったのか、そして彼やチーム、ホンダ、そしてMotoGPファンにとってどれだけ価値のあることなのかということを私たちはわかっています」

 

Q:レース中、ピットウォールから見ていた感想は?
「今年初めてマルクに会うことができてとても興奮しました。彼のレースへのアプローチに関しては何の疑いもありませんでした。彼は戦い始めました。上位をキープしようとしました。もちろん疲れを感じたと思いますが、ついにレースを走りきって9ポイントを獲得したことは、これからに向けてとても役に立つことだと思います」

 

Q:インサイドストーリーは?
「マルクが戻ってきたのでホンダにとっては特別な週末になりました。9カ月ぶりのGPをどのようにこなせばいいのかマルクは分かっていました。そして彼のチームも関係者も必要な仕事をしっかりこなしました」

 

「レプソル・ホンダ・チームとHRCのスタッフ全員の忍耐と献身的なところに感謝しています。これで2週間後のへレスに集中できます。マルクには今一度感謝したいと思います」

スズキ、2026年までMotoGPに継続参戦

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©SUZUKI

 2021年4月20日MotoGPクラスに参戦しているスズキは、ドルナスポーツと契約を更新し、2022年から2026年までの5年間、MotoGPクラスに継続参戦することを発表した。

 

 MotoGPに参戦しているメーカーチームやプライベートチームといったエントラントは5年間継続参戦する契約を結ぶ必要がある。前回は2017~2021年の契約であるため、2022年からの契約を更新する時期となった。

 

 これまで、KTMドゥカティ、ホンダ、ヤマハ、IRTA(国際ロードレーシングチーム連盟)とインディペンデントチームが2026年までの5年契約に合意。そして今回、スズキが延長を発表したため現在エントリーしているメーカーのなかでは、残りアプリリアの発表を待つのみとなった。

 

 また、スズキはファクトリーチーム(現チーム・スズキ・エクスター)をMotoGPクラスに継続参戦させることを発表したが、サテライトチームに関しては言及していない。

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©SUZUKI

 スズキは1960年にマン島で開催されたツーリスト・トロフィーに初参戦。WGP(現MotoGP)には1974年に500ccクラスから参戦を開始した。

 

 最高峰クラスであることには変わりないが、2002年にはレギュレーション変更に伴いMotoGPクラスに参戦。2011年末にMotoGPの参戦を一時休止することとなったが、2015年から再度参戦をはじめ、2020年にジョアン・ミルとアレックス・リンスの活躍によりチーム&ライダーズチャンピオンを獲得している。

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©SUZUKI